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会話の作り方 ビジネス

■はじめに

色々な話題で話がきるということは、多くの人たちと会話ができます。人脈が広がり、たくさんのチャンスにめぐり合うこともできるかもしれません。今回は「会話の作り方」の基本をお教えします。

■話相手の興味を探す

 話をしたい人や話をしなければならない人に対して、上手く会話ができたら楽しいはず。
それには、相手が何に興味を持っているかをよく知ることが大切です。
どんなに話をしたい人であっても、その人の興味が分からないうちは、満足した会話の時間は持てないと思います。。

 自分ばかり興味のある話をすると、相手は押し付けられていると思います。聞き手のことを意識して、何に一番興味があるのだろうと考察してください。
 これは、性別・年齢・出身地など人によって様々です。

 田舎に住んでいる人に、都会でしか観られない映画の話題をしても興味を持てません。スポーツをしない人に、自分が得意なスポーツの話ばかりしても楽しくないかもしれません。

 話題を探しにいくときには、話をする相手をイメージして話題を拾うこと。だからこそ、自分の興味のない話題でも意識しておかなければなりません(詳しくは次項目で)。相手が一所懸命話している話題に今まで「へ〜、そうなんですか」としか答えてなかったことが「あ、聞いたことあります!」と言えると相手も話がしやすくなり会話が弾みます。相手が何を聞きたいかとよく観察して見つけることが、会話の心得です。

■自分のネタを増やす

 会話はコミュニケーションの手段です。その会話の内容が豊富な人は「話していて楽しい!」と好感を持たれます。しかし「仕事の内容ならば話せるけれど、それ以外の話題が話せない」「人の話はできるけれど、自分のことは話すことはどうも苦手」という人も多いようです。

 まずは話のネタを増やしておくことが大切です。そのために自分で意識して見つけてこなければなりません。日頃は何気なく過ごしていることを気にかけていくことから始めましょう。自分で興味のある話題はいつまでも話せるでしょうが、今まで興味がなかったところへアンテナを張って意識を向けてください。

 たとえばテレビを観ていても誰かに伝えると思って観ることは、今まではないかもしれません。伝えなければと意識をすると、自分でしっかりと理解しようと真剣になります。ただなんとなくぼーっと観ていると、後で話そうとした時に瞬時に内容まで話せません。せいぜい「○○が△△だったんだってね」とタイトルだけしか話せないでしょう。それでは会話は続くはずはありません。

 ニュースや季節の話題など、身の回りのことを意識して話題にすることは簡単にできます。その時に言いっぱなしにならないように、自分から発信することができるようにしなければなりません。

 「昨日のニュースみました! ○○のこと!」と自分から話を発信し、相手が「そうそう!」と会話に乗ってきたとします。そのあとに何を言うかが大事な要素です。そこで話が終わってしまうと相手は「え、その後の話がないの?」と思ってしまいます。会話が続かないのは、話を発信したほうに責任があるのです。

 自分の持ちネタを増やしていくことは話のきっかけになる話題ではなく、その話題で何が話せるかが大切。そのためにも日々のの中で気づいたことを伝える、という意識を持って拾っていってください。「それで? どう思っているの?」と相手から質問されても答えられること。それが話題を豊富にすることの一歩です。

■相手と共通話題を見つける

 自分の興味の幅を広げて話題を豊富にしていくことで、相手との共通点も見つかりやすくなります。共通話題ができると、コミュニケーションがとてもよくなります。

 たとえば趣味でスノボをしていたとしましょう。今までスノボ雑誌だけしか興味がなかった人が、同じ冬のスポーツとしてスキーなどにも興味を持ったら、相手の趣味がスキーだった、ということがあります。少しだけスキーに関することが話題として話せるようになれば、相手との距離はぐんと近くなります。

 自分の興味の幅を広げて意識すると、相手の興味と重なる部分もできてくるからです。お互いが楽しく会話できる要点なので、少しずつでも自分の興味を広げていくことをお勧めします。
 

■誰もが自分の話をしたい

 基本的に人は自分の話を聞いてもらうのが好きです。どんな口ベタな人でもその人の興味のある話を関心をもって聞いてくれる人がいるのなら、何時間でも話したいはず。つまり「人は自分に関係ない話は聞きたくない」というのが本来の姿だと思います。

 そう考察すると、どのように話を進めていいかがわかってきます。相手が興味のある話や相手が自分に関係あると思う話をまず話していくべきです。自分が言いたいことだけ言っても「だから、何?」と思われてしまうのは、聞き手にあなたにも興味を持てる話だと意識させてないからです。

 たとえば「明日、僕の部署のビアカーデンで飲み会なんだ」と言ってしまうと「へ〜、そうなの」となってしまいます。あなたとしては「ビアカーデンで飲み会をするんだ、そっちの部署はどうなの?」と思って話し始めのかもしれません。しかしこれでは相手を巻き込んで会話をしてはいません。

 相手の興味や関係する話からするとしたら、まず「最近、ほんと暑いですね。部でビアガーデンとか行ったりするの?」と聞いてから話しはじめます。「まだ、企画されてないけど行きたいね!」と返事が来たら「そう、うちは明日なんだ!」と。もし「ううん、そういうのないみたい……」と返ってきたら、あまりはしゃがずに「そうなんだ」だけ答えて相手の反応をみましょう。相手から「君のところはあるの?」と聞かれたら「うん、明日ね」とだけ答えておく方がいいかもしれません。このように、相手が自分の話題に興味を持っているのかを常に意識することが大切です。

■最後に

 話題を豊富にするということは、もっと上手に会話をしてコミュニケーションを円滑にするためです。そのときに一番意識しておかなければならないことは、相手への気配りでしょう。それがあれば、相手が会話をしていて今、どういう気持なのかがわかってきます。それを感じずに自分で言いたいことだけをペチャクチャ話していると、相手は不快に思います。話題を増やす目的は、言いたいことを話すことではなくいろんな人と様々な話題で会話をするためだということを忘れないでください。それが会話を作っていく上でのポイントです。

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