民族衣装の花畑 チチカカステナンゴの日曜市 
起草者:96happyjourney
作成日時:2010-08-30 10:49:43
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今日も愉快な旅人きうち君と3人で、チチカカステナンゴの日曜市へ。
パナハッチェルから旅行会社のバスに乗って約1時間半。
山をいくつか越え、リンゴ畑を越えると、どこにでもあるような町に到着する。
チチカカステナンゴでは水曜と日曜に周辺の少数民族が大集合して定期市が開かれているのだけど、「なぜこんな山奥で?」と思わずにいられないほど辺鄙な山間の町で開かれている。
本当にそんな場所に人が集まるのかという不安に反して、巨大な市は人で溢れていた。

特に買いたいものもないので、色とりどりの民族衣装が行きかうのを眺める。
衣装自体がカラフルなだけでなく、モノや赤ん坊を包む布もレインボーカラーなので、まるで市場全体が巨大な花畑のようだ。
ここの女性達はスカートが膝丈で、丁寧に織り込んだブラウスを着ている。
グァテマラに入って膝下を出しているのを初めて見たので新鮮。
パンプスを履いているので、なんとなくOLっぽい。

男性は幾何学模様の織物の上下に、腰布を巻いて帽子を被っている。
何ヶ月もかけて織った織物を大切な日のために取っておくのではなく、さりげなく普段着として身に纏う。
カラフルな民族衣装は、羽を広げた孔雀を連想させる。

サント・トマス教会前は、祈りに訪れる人、物売り、花を選ぶ人でごった返す。

中はカトリック教会だけど、人々は煙をたいてひざまずき、独特の方法で祈りを捧げていた。

お昼ごはんは屋台でスープを食べる。

味はポトフにそっくりで、お肉もやわらか、野菜も多めで食べやすい。
コーヒーを頼むと、ものすごく薄くてものすごく甘いのがやってきた。
これが一般的なグアテマラでのコーヒーの飲まれ方らしい。

午前中が一番賑わう市は、午後になると少しずつ客足が減っていく。
乗り合いトラックの屋根は大荷物を包んだ虹色の布に覆われる。
ありさ http://96happyjourney.blog112.fc2.com/blog-entry-218.html