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デジカメでの拡大接写法 アート・エンターテイメント

 私のコンパクトデジカメは二~三世代前のものです。気に入って使っているのですが、十分な接写ができないのが玉にきず! そこで虫眼鏡(拡大鏡)を使うことにしました。
 当然、拡大鏡をカメラのレンズの前に置けば、より接近して拡大した画像を撮影することができます。しかし、コンパクトデジカメにうまく取り付けられるような都合のよい拡大鏡はありません。
 ところで、ある日、写真のような 折り畳式の拡大鏡を100円ショップで見つけました。


この拡大鏡の本来の使い途は下の写真のようにコの字型に展開して印刷物の上に乗せて小さな文字を拡大して読むことです。


ですが、次の写真を見てください。コの字に展開する途中の段階でこのようにL字型になります。この段階で輪ゴムをかけると、このL字型を保持できます。


この状態で、L字の底部にカメラを載せるようにして両手で支えると安定するので、落ち着いてピントを確認して接写することができます。


この方法で私のデジカメはもともと接写限界距離が10cmだったものが数cmまで接近できるようになりました。
さらに、もう一つ同じ折り畳み式の拡大鏡を購入し、レンズのついている部分を枠(プラスチック)ごと下の写真のように


上手に金ノコで切取ってヤスリで微調整するとL字型にした拡大鏡のレンズの前にぴったりと嵌め込めます。



こうようにして レンズを二枚合せにすると、さらに接近して拡大率の高い写真が撮れるようになります。
次の写真は、このような方法で接写したものです。


ハキダメギク--牧野富太郎博士命名--と云うキク科の雑草で、直径5mmほどの小さな花を付けています。
あまり小さいので肉眼では花の構造などよくわかりませんが、このように拡大すると3裂の舌状花5枚からなる清楚な花であることがわかります。舗装されていない道端でよく見かけます。
 このアタッチメントの材料費は200円、特別なレンズを使ったわけではありませんが、光学ひずみはとくに気になりません。
以上

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