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暗闇の洞窟とセムク・チャンペイ  旅行


泊まっている宿では、破格の料金で洞窟ツアーに参加できる。
というのも、近年セムク・チャンペイ周辺には
外国人が経営する宿が増えてきて、地元の人々が潤わない。
私達の泊まっている宿は、その地域で唯一グアテマラ人が経営する宿だそう。
地元にお金を落としてもらうため、この宿の宿泊者だけ対象の格安ツアー料金を設け、
他社のツアーにはないターザンブランコなどのちょっと特別なプログラムも
ツアー内容に盛り込んで増客を目論んでいるという訳だ。
宿の設備や食事はイマイチだけど、
セムク・チャンペイに歩いていけるロケーションと、このツアーを考えるとお勧めできる宿(ラス・マリアス)だ。
その洞窟ツアーとは…。
まず、集合場所でガイドさんがサンダルと足を紐で結んでくれ、
火のついたロウソクを手渡してくれる。
少し階段を上ると、洞窟の入り口に到着。
洞窟内は、すでに腰の高さまで水があり、奥に進むとすぐに首の高さになった。
参加したのが朝一番のツアーだったため、洞窟内は真っ暗。
ほのかに光るロウソクだけが頼りだけど、参加者が3人なので、全然明るくない。
ガイドさんはヘッドライトをしていて、
そのバンドの部分にぎっしりと挟んだロウソクを少しずつ点火して洞窟内に置いていく。
これで、後のツアーの人達は少しは洞窟内が見えるようになるのだ。
さらに進むと足がつかなくなる。
右手はロウソクを掲げ、左手で泳ぎ進むことになった。
暗闇の中、底の見えない水を泳ぐ。
洞窟内は鍾乳石がにょきにょき生えているので、水中で足を何度か岩にぶつける。
途中、沢登りのように激流の流れる岩をロープを伝って上ったり、
人一人しか通れない穴を潜ったり、底の深い場所にジャンプしたり…。
ガイドさんが天井を照らすと、数匹のコウモリの目が光って見えた。
雨季で水量が多いためか、水の流れが速く、固結びしたサンダルの紐が何度もほどけてしまう。
同じツアーの参加者のグアテマラ人の女の子は泳ぎが得意でないらしく、
壁をつかまって横歩きしたり、ガイドさんにおんぶしてもらって泳いでいた。


今までに死傷者が出ているような感じがするツアーだけど、
真っ暗な洞窟の中を2時間さまよった後、出口の光の輝きを目にした時の達成感はたまらない。
小さい頃、誰しも「あの時、一歩間違えば死んでいたかも」というような、
かなり危険な遊びをしたことがあると思うけど、そんな感じのスリルと興奮を味わえる。


緊張続きの洞窟探検の後は、ゴムチューブに揺られてのんびり川下り。
その前に、ハイジのブランコくらいの長さのブランコを見せられて
「これで川に飛び込んでみる?」とガイドさん。
なんとなく興奮状態だったので、勢いでターザンブランコに乗って川の中心からジャンプ!
そこまではよかったのだけど、川が思ったより冷たく、川の流れが速くて焦りながら川岸へ。


その後、さらに川の上流まで歩いて川岸へ。
川に入ってゴムチューブにお尻をすとんと落とし、皆で川下り。
のんびり川を下って、そのままなんと宿の前に到着。
このツアー、楽しすぎ!
だけど、もう一度行けと言われたら…。
もう一度行くなら、ヘッドライト持参で、沢登り用の靴を履いて行きたい。


宿に戻って昼食をいただいた後は、憧れのセムク・チャンペイへ。
20分歩くと入り口に到着し、さらに森の中を10分歩く。
すると、信じられないような景色が目に飛び込んでくる。
豊かな水量が流れるエメラルドグリーンの石灰岩の棚田だ。
水の中は小さな魚が見えるほど透き通っている。


棚田の端まで行くと、この楽園のような棚田の下に激流が流れているのが見える。
対照的な風景は天国と地獄みたいだ。


しばらく棚田の中を散策して、展望台まで登ってみることにした。
ふもとに「difficult」の文字があった通り、展望台までの道は結構険しい。
息を切らせながら1時間登ってやっと到着。
でも、登ってよかったと心底思える絶景に出会えた。
深い緑の森に包まれた秘密の場所。
誰が発見したんだろう。
汗が冷えて冷たくなるまで、ずっとずっとエメラルドグリーンに魅せられていた。


前日の雨でぐちょぐちょの滑りやすい山道を下り、再び棚田に向かう。
今度は広い広いエメラルドグリーンを泳いでみる。
冷たくて気持ちがいい〜。
こんな場所で泳がせてもらえるなんて、なんて贅沢なんだろう。
天国があるとしたら、こんな場所だといい。
アンティグアから10時間かけてやってきた場所は、秘境の楽園だった。
ありさ http://96happyjourney.blog112.fc2.com/blog-entry-247.html
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