テレビをダメ元で修理してみる方法
画面が白っぽくなる不具合
REGZA 26ZP2 と言うテレビが時々画面が白っぽくなる不具合が起こっていました。
画面の全体が白っぽく色が薄くなり、黒い画面になった時画面の一番外側がぼんやりと白くなっていました。
ただしその状態は常になるわけではなく、年に1,2回だけで原因もタイミングも不明で、翌日にはなぜか直っていました。
保証も切れていたし、修理に出すのも面倒なので廃棄覚悟で裏パネルを外してみると、意外にも直ってしまい驚きました。
不具合が直っただけで無く、テレビとしての基本的な写り方も良くなっているとも思います。
同じ様な画面の不具合があれば自己責任で試しても良いかも知れません。
裏パネルを外し、基盤から液晶へ繋いでいる配線のカプラーを差し直す
まず、電源プラグを必ず抜き帯電しているといけないのでしばらく放置。
ドライバーで裏パネルのネジを外し、外した位置関係が分かるように置いていきます。
配線を切らないように、ゆっくり開く。
基盤から液晶パネルへの配線を差し込んでいるカプラーを慎重に抜き、接点にCRCを吹き差し直します。
手袋して電源を入れてみます。
私はこれだけで改善したので、裏パネルを元に戻して完了です。
たったこれだけで白っぽくなる現象も無くなり、明らかに画質が良くなったので、この部分に最初から接触不良があったのだと思います。
テレビは埃などでも調子悪くなるらしいので、開いた時に配線を切らないように掃除すると良いと思います。
電子機器は、接点がサビなどで通電が悪くなり故障や不調の原因となる事が多いはずです。糸のように細い端子が一本通電しないだけで、全体が故障となると思います。
電源は入るが画像に問題がある時、試す価値があると思います。
今回ラッキーで直っただけではありますが、故障も自分で見てみると、意外に直る事があるのです。
直ると嬉しいし、直らなくてもちょっとした原理が分かったりするのは楽しいと私は思っています。
更に言うと直ると言うよりも、以前より良くなる事もあるのです。
そして直った場合は、その製品の弱点が解消されるので、寿命が伸びると言っても良いと思います。
買い換えを覚悟していたので、数万円得した気分もしています。
追記 ビビリ音対策
この機種で音量を大きくすると、テレビ向かって左側からビビリ音が出ていました。
裏パネルを外から押さえても消えないので、裏パネルを外して基盤や外枠を両面テープで固定すると直りました。
液晶の額の部分もゆるゆるなので、隙間にブチルゴムの強力両面テープを小さく切って固定。
更に基盤が一方しか固定されておらず、中に浮いている状態でゆらゆらしていました。これは、角に足のような部品があったので両面テープで固定。
Bキャスカードを差し込む部品も浮いているので固定。
これでビビリ音が無くなり、音が明瞭になったと思います。
これは、他機種でも使えるかも知れません。コストダウンの為か、基盤や部品が固定されて無くゆらゆらするのには驚きました。