クルマのハンドルカバーの性能と効果
ハンドルカバーの効果
私は若い頃、木目柄のハンドルに憧れて、初めてハンドルカバーをしました。
その時の見た目の変化にも満足でしたが、それ以上に滑りにくく微振動が伝わって来なくなるので、密かにこれは良いものだなと思っていました。
密かにと言うのは、自動車用品としてハンドルカバーはなぜか少しバ⚪にされており誰にも言えなかったからです。
それから数十年経ちますが、未だにハンドルカバーに対する記事を読んだ事は無く、そうした風潮も変わっていないようです。
自動車評論家がハンドルカバーをして乗っているのは見たこともありませんし、記事も一度も見た事がありません。
そんな評論家の人達の、路面からのインフォメーションがどうのというセリフも、どこか信用せず聞き流していました。
しかし、今でもカー用品店にはカッコいいデザインのハンドルカバーが多数売られており、売れつづけているのだとは思います。
そして先日、久し振りにハンドルカバーをしたのですが、改めて良いなと思ったのです。私には、車種やグレードが変わったのではないかというくらいの変化を感じています。
微振動が減り、静かで回しやすくなる
乗り心地で考えると振動が人間の体に伝わるまでに、タイヤ、空気圧、サスペンション、ゴムのブッシュ類、シートのSバネやウレタンなど、多くの部品を使って振動が伝わらないようにしていると思います。
しかしハンドルはタイヤやエンジンの振動を手に伝えていると思うのに、衝撃を緩和するような部品は無いように思います。そしてその微振動を、人間はノイズや音として感じているのではないでしょうか。
なぜなら、ハンドルカバーをするだけで、車が少し静かになったように感じるからです。
それに、滑りにくい素材の研究もされているのか、ハンドルが回しやすくなるように感じます。数ミリ外形が大きくなる影響かも知れません。
これらはハンドルカバーが衝撃を吸収したり滑りにくくするための効果で、どんなに高級な革のステアリングでも、基本的に固いのでこうした効果はないと私は思っています。
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