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宝物探しのナスカ地上絵 旅行

地上絵は、ナスカ市に入る手前の広大な高原に紀元前200年から紀元後800年の間に描かれたと考えられている。
何のために描かれたかについては、様々な説があるものの、未だ謎のまま。
現在推測されている説の一部は次のようなもの。
・農耕の時期を知らせるための暦として描かれた
・公共事業として描かれた
・雨乞いの儀式の時、楽隊の通り道になった
・天体観測による星座を表している
・ナスカの人々の信仰に基づく、信仰精霊や神格化された動物を表している
・UFOが飛来する際に標識とした
空港で流されていた地上絵に関するビデオによると、巨大な地上絵は、
原画の一点から放射状に等倍で拡大しながら描いたという説が有力らしい。
ナスカ平原には無数の地上絵が存在するが、35分間の飛行で見られるのは12種類。
50分間の飛行を選べば、少し離れたパルパと呼ばれるところにある3種類の地上絵も見られるが、その分値が張る。
私達の選んだのは、35分間のもの。


空港に到着してすぐに酔い止めを飲んだので、準備万端。
わくわくしながらセスナ機に向かう。


席に着くと、機長さんが地上絵の地図を配ってくれ、どういう順番で見ていくのか説明してくれる。
地図に掲載された地上絵には、見る順に番号がふってあるのでわかりやすい。


離陸してしばらくすると、機長さんが1つ目の地上絵を案内してくれる。
どれどれ?と、下を見てみると、あったあった。
クジラの形が見てとれる。
目が渦巻きになっていてかわいい。
まずは右側の窓から見えるように飛んでくれ、その後、旋回しながら戻ってきて左側の窓から見えるように飛んでくれる。
機体は左右に大きく傾くことになるけど、酔い止めを飲んでいたので平気。



1つ目が終わると、すぐに次の地上絵が現れる。
どんどん次の地上絵に案内されるので、結構忙しい。
案内されてすぐに形が分かるものもあれば、一部のみが現れ、全体が見えてきて初めて形が判明するものもある。
「どこどこ?」と言いながら見つける作業は宝探しみたいでわくわくする。


地上絵の中でも一番人気は、格闘家・須藤元気が背中に大きくタトゥを入れている「コンドル」。
羽を広げ、空を舞うコンドルの絵は、力強さを感じる。
機長さんがアナウンスしてくれるのは12の地上絵だけど、地面を見ているとそれ以外にもいくつかの地上絵が見えた。
直線、図形、渦巻き、小さな動物など、何を表すのかよく分からないけど、フライト中は窓にへばりつき状態。
そうこうしているうちに、いつの間にか機体はナスカ空港に戻りつつあった。


眼下にはアラスカからチリまで伸びるパン・アメリカン・ハイウェイが一直線に伸びている。
人間が地上に立って地面を見ても、地上絵は全く認識できないため、
残念ながらこのハイウェイを建設する時、いくつかの地上絵を分断してしまったそうだ。
また、地上絵が今まで保存されてきたのは、ナスカ平原にほとんど雨が降らないためだが、
近年は周辺の山岳地帯に雨が降ることがあり、それが小川となってナスカ平原に流れ込み、
一部の地上絵が破壊されているという。


ホテルに戻って少し休憩すると、今度は展望台から地上絵を見るため、イカ行きのバスに乗り込む。
何もない大地にぽつんと立つ展望台前でバスを降り、料金を払って階段を登る。


ここから見えるのは、「手」と「木の一部」。
「手」は全体が見えるものの、「木」は言われてみないと木がどうか判別できない。


展望台に来ると、地上絵の詳細がよく分かる。
ナスカ平原の大地の表面は、酸化した黒っぽい礫岩で覆われている。
その礫岩を大きな下敷きのような板で取り除くと、酸化していない白っぽい礫岩が現れ、それが線となる。
こんなただっ広い、乾燥した、太陽が照りつける大地で、礫岩を直線に取り除くのは容易な作業ではないはず。
作業の大変さを想像すると、本当に、一体何のためにこれらを作ったのか、ますます疑問は深まる。
科学的に何でも説明されるこの時代に、説明のできないものがあってもいい。
科学的な説明がないからこそ、地上絵はこれほど人々を惹きつけるのだろう。
誰もが自由にその存在理由の仮説を立て、探検家気分を味わえるのだ。
そう思うと、いつまでも存在理由は謎のままでいてほしい気もする。
ありさ
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