他人が悪いと思っている人は成長しない その他



最初から優れた人はいない


 クルマの初期型は、故障が多いそうです。故障個所の部品を、改良して良くなります。

 人も同じだと思います。
 
 最初から優れた人はいませんし、間違った箇所があるのが普通です。
 それなのに、人は得てして「自分は悪くない」と思ってしまうものです。
 たまたま生まれてきて育ってきただけなのに、優れていたり間違ってない訳がないのでは無いでしょうか。

 成長するには、悪い所を直し改良すれば良いだけです。
 しかし、たったこれだけの事が、意外に難しいのかも知れません。
 

何か問題があった時、どう考えるか。

 
 ①自分が悪い=自分を直す=成長する
 ②他人が悪い=自分を直さない=成長しない。
  
 

最初に自分が悪いと思うかどうかが、人生の分かれ目ではないでしょうか。

 得てして人は、自分を否定したり、変えたりしたくないものです。

他人が悪いと思っている人は成長しない。

 
 他人が悪いと言っている人はずっと変わりません。
 他人が悪いと思っているのですから、自分は変わる必要が無いのです。
 周りの人から見れば、成長しないだけだと思いますが本人は気が付かないのだと思います。

直していけば凄い違いになる

 
 例えば毎日一つ自分を直したとします。
 すると、一年で直さない人より365個良い点が増えるのです。
 これは、人として凄い差になると思います。

孔子 論語


 この法則を見つけて喜んでいたのですが、とっくに本に書かれていました。

(原文)
 子曰、君子求諸己、小人求諸人、

(書き下し文)
      君子(くんし)は諸(こ)れを己(おのれ)に求め、
      小人(しょうじん)は諸(こ)れを人に求む、
( 解釈 )
 「君子は自分の身に起きた全ての出来事に対して謙虚に受け止め自分自身に責任を求め反省をする。しかし、小人は他人の命によって行動し、失敗すれば他人のせいにして反省をしない。」

 さすが、原文の文字数の少ないこと感動的です。