ご飯は、炊きたてより常温が美味い 食事



「炊きたて」は柔らかいだけでどれも変わらない


 ご飯は炊きたてが美味しいとずっと思っていましたが、本当に美味しいのか疑問に思うようになりました。
 よく考えると炊きたてのご飯は、柔らかいだけで品種が変わってもどれも変わらないようにも思います。

 ある時、残った冷ご飯の方が粘りや弾力があり、美味しいと感じるようになったからです。
 米の種類にもよるのかも知れません。因みにうちは、あきたこまちを柔らかめにガス釜で炊いています。
 
 冷ご飯と言っても、冷蔵庫で冷えた冷たいご飯では無く、常温位です。
 冷蔵庫や冬で冷え切ったご飯は確かに、美味しくありません。
 
 正確に言うと、冷ご飯では無く「常温ご飯」かも知れません。

ご飯をお皿で食べる


 こうした観点から常温ご飯好きになり、どうしたら常温ご飯を食べれるか考えて、最近は冷めやすいようにお皿によそっています。
 そしておかず類を先にゆっくり食べていると、ご飯が程よく冷めて常温ご飯になります。

 最後に、残した常温ご飯をふりかけや海苔で食べるのも最近の楽しみになっています。

 美味しさは好みの問題もあり一概に言えませんが、いつの間にか炊きたてが美味いと思い込まされていたようにも思います。
 その理由を考えると炊飯器のCMで、炊きたてや温かいご飯の良さは耳にしますが、冷ご飯や常温ご飯が美味いというCMは無いからかも知れません。それは、冷ご飯や常温ご飯で儲かるメーカーは無いからだと思います。
 
 また、ご飯を保温できるようになってまだ50年位だと思います。
 昔は朝ご飯を炊いて、昼と夜はおひつに入れた常温ご飯を食べていたのでは無いでしょうか。

 おひつに入れる、曲げわっぱが美味しいと言うのも、水分が減って常温のご飯になるからではないかと思います。

 確か冷めたご飯の方が、血糖値を上げにくいのではなかったかと思います。