美味しく食べる方法 食事


 
 私は人生で美味しかったもの思い返すと、一人旅で風景を見ながら食べたものを思い出します。

 その中で一番印象的な食事は、沖縄の南端の誰もいない海岸で太平洋・東シナ海を見ながら食べた、ネットカフェの無料サービスの弁当です。
 ただの冷凍食品だとは思いますが、意外にも揚げ物が揚げたてで美味かった。風景は最高に広々として天気も良く、サンゴの岩に当たる波の音が全方位から聞こえて、最高に美味しく食べる事ができました。

 脳は味覚と視覚を感じる部分が近いのできれいな風景などを見ながら食べると美味しく感じるらしく、料亭やレストランも、きれいな庭や内装を大事にします。しかしよく考えると自然は、庭や内装の比では無い美しさ雄大さを持っており、より美味しく感じても不思議では無いように思います。
 特にはじめて見る風景は、脳に快感物質を分泌させるので良いのではないかと思います。
 
 こうした事から同じ物でもなるべく戸外で食べたほうが、美味しく感じるので得する感じがするようになりました。
 
 思い込みかも知れませんし説明しにくいですが、風景を見ながら食べると味だけでは無い深い満足感を感じるように思います。
 

景色を見ながら食べると感じる、深い満足感


 普段母親と車でスーパーや道の駅に買い物に行きますが、昼食はなるへく弁当や総菜を買って外で食べています。
 
 最近の有名なスーパーの総菜類は美味しく、驚く事もあるのではないでしょうか。
 先日も天ぷらを買うとまだ温かく、スーパーの横の川原で食べるだけでも、生きてて良かったと思う位最高でした。
 刺身類を、外で食べるのも良いものです。
 ポットを電源を抜いて持ち出しお花見や風景を見ながら、ポットを斜めにしてお湯を入れ、カップラーメンを食べるのも最高です。

 こうした時、これ以上の幸せはあるのだろうかとか、日本に生まれて良かったとか、そうしたレベルでしみじみします。
 
 お店や部屋の中で食べると、どんなに美味しいものでもこの感覚が無いように思うのです。

 お尻が冷たいと落ち着かないので、座布団かダンボールだけでもあると満足感が上がります。

座ると、落ち着ける


 他人が歩いていたりして落ち着かない状況でも、座ると予想以上に落ち着く事ができるように思います。
 周りの人から、「座っている人」と承認されるせいか、自意識の問題なのか、座ると他の人があまり気にならなくなるように思います。
 
 立っていると、周りの人から警戒されるのでしょうか。

 これを一番感じるのはフェリーの2等客室や、混んでいる花火大会で、座ってみると予想以上に落ち着けたりしないでしょうか。

 外で食べる事が格好悪いとか、変に思われるのではないかと思っていると美味しくも感じられないと思います。
 これは慣れるか、人がいないところを探してやってみて、まずは美味しく感じるのを実感する以外無いと思います。
 

一人旅では有名店に入れない


 一人で旅行すると、恥ずかしかったり面倒だったりするので、有名なお店などに行けません。
 結局全国チェーンのカウンター席がある店や、ラーメン店しか入れないのではないでしょうか。
 
 そもそも最近ではどんなに美味しい料理でも、部屋の中で気を使いながら食べるのでは美味しそうに思えなくなっています。
 
 そこで私は旅行でも有名な料理はあきらめて、なるべく広々とした風景を見ながら外で食べたいとだけ思っています。