お墓参りの良さを教える方法 家族



お墓に話しかける


 お墓参りには子供の頃から数えきれない程行きましたが、ずっと黙って手を合わせるだけでした。
 そしてこの行為に意味があるのかと、感じたりしていました。
 
 しかし、いつからか歳を取った母親が、墓参りに行くとお墓に話しかけるようになったのです。
 
 するとその頃から、墓参りも良いものだなと思えるようになった気がするのです。
 
 昔の思い出や近況を、お墓の父親や祖母に言っているのを聞くのは良いもので、味わい深いものです。

 ちょっとした一言が立派な弔辞になり、周りの家族の心に、染み入る感じなのです。
 簡単な一言でも、もう成人した子供達でさえ目を潤ませていた時があり、どことなく時を超えた崇高ささえ漂うような感じなのです。

 子供達とお墓参りに行った時は、私も話しかけてみようと思っています。