marie claireのバッグのリペア
起草者:レプラホーン
作成日時:2011-01-15 15:21:46
先日我が家で、「断捨離(だんしゃり)」を実行しました。
不要・不適・不快なモノを、文字通り、断ち・捨て・離れ
引き算の解決方法によって停滞を取り除き、身の回りを簡単、明快にしていくことのようです。
といっても、性格的になかなか捨てられない僕と、使わなくなっものは何でも捨ててしまう奥さん。
僕は思い切って、本、マニュアル、再生予備軍のPC機器等を。
奥さんは大きなゴミ袋の中に、洋裁関係のハギレとかを詰め込んでいます。
燃えるゴミとして出すようです。
結構なボリュームで、中を覗き込むと・・・・、あれ?
これは、僕が数年前高島屋の初売りで買ってあげたmarie claireのバッグ。
奥さん:「結構傷んできたから、見苦しくてもう使えないの」
確かに角などが擦り切れています。
奥さん:「自転車の前のカゴに入れたりしてたら、こうなったの」
皮製品は油脂分が不足してくると、人の肌と同様、擦り傷が付きやすくなります。
まぁー、普段使いのバッグのようですから・・・。
平面部分の皮はあまり傷んでいないようですので、簡単にリペアできそうです。
#2000の耐水サンドペーパーで、荒れた皮の表面を研磨します。
補修用の塗料は、補修部分の擦り切れが激しいため、顔料系としました。
ベージュをベースとして、黒と茶で調色しました。
ベージュは自宅にあった水性のアクリル絵具。
黒、茶は布用の水性顔料。どちらもホームセンターで入手できるものです。
サンドペーパーをかけた部分には、薄めの色で塗ります。
筆で塗っていきます。
多少厚めに表面の凸凹を埋めていく感じです。
乾く前に、水で湿らせた布で軽く余分な顔料を拭き取ります。
乾いてしまうと、とれません。その場合は水性塗料専用の薄め液か、アルコールで素早く軽くふき取ります。
皮の色に合わせ、塗料を調色します。
今度は、水でかなり薄め、塗っていきます。色の濃淡を合わせるため、何度か塗り重ねていきます。
こんな感じでしょうか。よく見ないとリペアしたことがわからないくらいになりました。
塗ったところの光沢が他の部分とマッチすように、レザーコートをウエスに含ませ薄く塗り重ねて完成です。
あまり塗りすぎると不自然で安っぽく見えてしまいます。
完成したものを奥さんに見せました。
「きれいになったわねぇー。これじゃー買ってもらえないねぇー、あぁーあ。」
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