カーステレオの音を少し良くする方法
私の車には、フロントガラス両端のAピラーの内側に高音を出すツイーターが付いています。
しかし、実際に聞いてみるとぼんやりした音で高音があまり聞こえず、純正はこんなものかとがっかりしていました。
一般的な車の耐用年数の半分近い5年以上も経ったある日、このツイーターは耳の方向を向いておらず、殆ど真横を向いていることにやっと気が付きました。
横を向いているので、右のツイーターの中心軸から右耳は80°位ズレて聞いている事になります。左は30°位でしょうか。
スピーカーは正面が音が大きく、横から聴くほど音が小さくなります。スピーカーユニットの特性表には、正面0°と30°60°のグラフが書かれており、特に高音は指向性が強いので横から聞くと小さくなります。
改造して耳の方向へツイーターを向けたり、別のツイーターを買って付けると解決すると思いますが、お金もかかるし出来れば何も付けずに改善したいと思っていました。
音を耳方向へ反射させる
高音は反射するので、右のツイーター前に右耳へ向けた反射板を作ります。
しかし私はそれも面倒なので、転がっていた空の芳香剤の四角い小さなビンをツイーター前に斜めに置いて音を反射させ様子を見ています。
角度も変えられるし、特別な装置でもなくただ芳香剤を置いているだけに見えるのが良い点です。
ただし、どうしても視界に入るので、変更するかも知れません。
この効果は興味の無い人には全く分からないし、実際小さな音ではほとんどわからない程度かも知れません。
しかし、私は聞こえなかった音が聞こえるようになったと思っています。
特に夜の方がスピーカーが見えず意識しないせいか、いい感じに高音が聞こえます。
このツイーターからこんなに音が出ていたのか、とも感じています。
また反射させた間接音の方が、BOSEの理論のようにリアルに聞こえたり、響きが綺麗と言う説もあります。
気のせいか間接音の影響か、昔別の車で新品のツイーターを追加した時よりも、自然に綺麗な高音が伸びている感じもするのです。
この改良に加え、アマゾンミュージックの音質が良く、車を買い替えたく無くなりました。
昔聞いていた曲が、当時よりも遥かに高音質で聞けて感動的でもあります。
カーステレオやスピーカーを替えても音が良くならない原因
カーステレオはお金をかけても良くならない難しさがあると良く聞きましたが、その理由を明確に書いてある記事は読んだ事がありませんでした。
それがやっと今回、車内ではスピーカーを耳に向けて設置出来ないのが原因だと確信出来ました。