二輪車の転倒と、道の硬さを知る方法
50歳を過ぎて初めてバイクで転倒し、道の硬さに驚きました。
アスファルト道は巨大な岩石のように硬く、怖いくらいギザギザです。
今考えても、道の硬さを私は本当に驚くほど分かっていなかったと思うのです。
バイクや自転車でも乗車中の頭の高さは1.5メートル位です。
例えば高さ1.5メートルから、道にスイカを落としたらどうなるでしょうか。
転倒とはその位置から落下して、怖いくらい硬くてギザギザの岩盤に頭や肩をぶつけるのです、頭蓋骨が割れたり肩の骨が折れるのが普通でしょう。
確かに教習所でもヘルメットは大切と教えますがどこか形式的で、道の硬さと言う観点では教えていない感じがするのです。
これは極端に言えば、教習内容を決めるような偉い方は転倒などした事が無いのではないか。または、転倒で道の硬さを体感した人は、亡くなって後世に伝えられていないのではないかとすら思うのです。
道の硬さをリアルに感じない理由
①クルマやバイクで普通に道を走る時は、転倒しない限り数センチの凹凸が衝撃になるだけで、それもタイヤやサスペンションやシートが衝撃や振動を吸収してくれるので、道は柔らかいと錯覚している。
②歩く時も、特にスニーカー等の靴は衝撃吸収してくれるので、道を柔らかく感じている。
③これらを生まれてから何十年と体感し続けるので、無意識レベルで道は柔らかいとすら感じていたように思うのです。
靴を脱いで道を歩いてみる
道の硬さを感じるには、靴を脱いで靴下で道を歩いてみることをおすすめします。靴下が汚れますが、道の硬さを知っておく事の方が遥かに大切です。
何か落ちていると危険なので、掃き掃除してからが良いかもしれませんが、自己責任で。
簡単な事ですが、ほとんどの人は生まれてから一度もやった事が無いのではないでしょうか。
すると道の恐ろしい程の硬さや、表面のギザギザの尖り具合が足の裏やかかとに伝わってきます。
小さな石でも落ちていれば、かなりの痛さで危険です。
感じにくければ靴下で走ってみて下さい。私は今では、考えただけでも恐ろしくなっています。
二輪車は衝突だけでなく、転倒と言う現象がある為、最低でも二倍の危険があると言っても良いと思います。
そして転倒しない為には、車以上の安全運転が必要なのです。
かと言って若い頃からバイクに慣れ親しんで来たので、無くなって欲しくないとも思っています。
危険性を理解して、事故や転倒に会わないようにして欲しいのです。