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蒸しタオルの温度を長持ちさせる_20 健康

蒸しタオルは内部の熱を空気中に逃がさないことで、肌への心地よい熱さを長持ちさせることができる。
蒸しタオルの熱い時間を長くする方法を紹介する。
■■■ 蒸しタオルの保温方法 ■■■
肌に接しない側を、手早く保温材で覆う。

?発泡材で覆う
 柔らかい発泡材で覆う。例えば電化製品を梱包してあったシート。
 5mm厚ぐらいのキャンプ用マットや、お風呂の保温シートでも効果がある。
?乾いたタオルで覆う
 蒸しタオルをビニールで覆い、その上に乾いたタオルで覆う。
 薄手のバスタオルだとフェースタオルよりさらに効果的。
?衣服の中に入れる
 蒸しタオルをビニールに入れてから、セーターなど厚めの衣類の内側に置く。お勧めは「腹」、「腰」、「背中」、「首筋の下」。
 服の中で濡れないように注意できれば、覆うだけの方が熱気が肌に当たり気持ちいい。

■■■ 小学校の理科で習う熱の3つの伝わり方 ■■■
熱の伝わり方は伝導と対流が蒸しタオルの保温時間に関係する。
?伝導
 熱は温度の高いところから低いところへ伝わる。空気、水は熱を伝えにくい。
 肌が温まるのは伝導だが、伝わりくいので保温時間が長くなる。
 保温材の厚みを厚くすると、保温材の表と裏の間での熱伝導が低減できる。
?対流
 温度の違いによって起こる水や空気の動きであり、蒸しタオルでは室内の空気との接触で対流が起こり外側の温度が急激に低下する。
 この対策として保温材によって空気との接触を断ち対流を防ぐと効果的。
?放射
 電熱器からの熱のように空気中を通って直接とどく。
 人体側ではこの影響も多少あるかもしれない。

蒸しタオルを保温材で保温した場合(赤の実線)と、保温しない場合(赤の破線)を測定してグラフで比較した。
温度計を肌側に置いて計測したが、温度計のプロ−ブが蒸しタオルの熱を吸収したためタイムラグがある。
保温材は断熱性の高いウェットスーツ地だったので39℃まで下がるのに3倍長い時間使用できた。

■測定条件
蒸しタオル:ユニクロのフェイスタオルに適量の水分を含ませ電子レンジで1分温め
保温素材:ウェットスーツ地(3mm厚)※ダイビングショップで端切れを購入。
室温:23℃
温度計:おんどとり 2チャンネルのコンパクトデータロガー

http://taol.blog103.fc2.com/blog-entry-27.html

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